大阪・箕面から「地球を、たのしくする。」!? トレイルランニングショップ unité編 Part 2|マガジン|アルコ株式会社

大阪・箕面から「地球を、たのしくする。」!?
トレイルランニングショップ unité編 Part 2

アルコの創業地である大阪・箕面を盛り上げるトレイルランニングショップ「unité(ユニテ)」。店主の田所伸太郎さんが培ってきた目利き力で、ビギナー向け・上級者向けとなるおすすめアイテムをリストアップ&解説。
このところ日本でも注目を集める“トレラン”の世界に足を踏み入れてみてはどうでしょう?

1.シューズ選び
最初は接地時の安定感を重視

「売ったらおしまい。ではなく、トレランと長く親しんでいただきたい」という田所さん。やはり重要なのは「シューズ選び」だといいます。楽しく続けられるかどうかにも関わる一大事。基本的な知識を身につけておくのがいいでしょう。

「怪我につながってしまうので最初の一足が肝心」と、ビギナー向けにおすすめするのがTopo Athletic®(トポアスレチック)の「エムティエヌレーサー4」。

トポアスレチック「エムティエヌレーサー4」

「短距離も中距離もいける、いわゆるオールマイティモデルで、多様なレベルのランナーにフィットします。クセがないニュートラルな印象です。走行時に着地した際に足がブレない安定感が持ち味。トレイルの不整地に慣れていないビギナーには、この安定が助けになります。

ソールの厚みは、前足部28mm、踵部33mmと、適度なボリューム感。ぱっと見、厚底のほうが、クッション性が高くて良さそうに思えますが、足さばきが不慣れなビギナーには、その厚さがアダとなって足首の捻挫につながることもあるんです。軽さやグリップ力も高く、慣れない足元をしっかりとサポートしてくれる点もあいまって、初心者でも10〜20kmは走ることができる一足です」

トポアスレチック「ウルトラベンチャー4」

「ある程度の距離が走れるようになったら、ソール厚があるものを選んでみましょう。足さばきが慣れると、今度はクッション性が欲しくなってくるものです。クッション性が高くなると、膝への負担や足裏のしんどさが軽減されていきます。

この『ウルトラベンチャー4』は、トレランシューズのなかでは中程度のソール厚で、前足部30mm、踵部35mm。より長距離を求める人にとっても膝や足へのダメージを軽減してくれるでしょう。だいたい30〜40km走れるようになったら、こちらに変更するのがおすすめ。このシューズで100マイル走る人もいるんですよ。

そして、内蔵するミッドソールのおかげで高い接地感を味わえるのもメリット。オフロードのランニングですから、足の裏で地面の詳細な情報を得たいんですね。そのため、地面の状況を捉えやすいというのは、とっても有効なんです」

さらに上級になれば、実力とは別に好みの違いも生まれてくるとのこと。

「レベルアップに応じた細かな調整は、ぜひ店頭で僕にご相談くださいませ(笑)」

 

2.ザック選び
山での必要最低限を効率よく背負う

形から入りたいビギナーでもそうでなくても、「トレラン」らしさを見た目で感じるのが、いわゆる「トレランザック」の存在。専用ザックが必要な理由は? 選びのポイントは?

「まずは水分補給がしやすいフロントポケット。20分に1度くらいは水分補給をしますから。走行距離に応じてボトルの入れやすさなどを確認するのがいいでしょう。

また、背面の荷室は走行距離が伸びるほどに容量を増やしたいですね。というのも、水以外にもアウターや補給食、山でのトラブルに応対するためのエマージェンシーキットを携行する必要があります。これらが過不足なく入るような容量は、距離に応じて増えていくと考えてください」

サロモン「アクティブ スキン8」

汎用性が高く、10kmや20kmのビギナー用にふさわしいのが、サロモン「アクティブ スキン8」。Unitéでも売れ線のアイテムだといいます。

「価格とクオリティのバランスも良く、使い勝手抜群です。ボトルが2本付属しているのも便利ですし、背面の荷室は8Lとまずまずの容量。エマージェンシーキットや行動食、上着など、必要最低限の荷物がちょうど良くまとまって、フィット感もばっちりです」

パーゴワークス「ラッシュ 11R」

「距離を長く走るランナー用としてすすめるのはこちらです。背面の荷室が11ℓの容量なので、水や荷物を満載すれば、重量にして3kgくらい入ります。上級者が参加する長距離のレースなどでは、防寒着・レインウェアなど、多くの備えが必要になります。だから、この容量とコンパクトさは絶妙。長いと50時間くらい背負わなくちゃいけませんから。その点、こちらは100マイル以上走るトレイルランナーたちの意見も取り入れられているので、荷物をたっぷり収納しても重心が崩れない装着感の良さもおすすめの理由です」

3.キャップ選び
ファッション目線か、シリアス目線か

トレイルランにおいて、キャップが担う最大の目的はやはりサンシェイド。日除けです。
キャップが担う目的は日除けと倒木などにぶつけた時の為に頭部を保護してくれる役目があります。

「軽くて、見た目もスタイリッシュというのが、第一条件になると思います。そのなかで、カジュアルに楽しみたいなら、スタイリッシュなタイプを。長距離を走る際に、なるべく負荷の少ないものを選びたいシリアスランナーならば、ストイックなハイエンドなタイプを選んでみては」

シエルアスレチックス「GO Cap センチュリー」

「カナダ発のアスレチックブランドで、キャップの品揃えが豊富です。いずれも通気性・速乾性に優れた生地を使用しています。ロゴ使いがポップなこちらのモデルは、サイクルキャップのような縫い目も特徴で、ラン以外の普段使いでも活用できるおしゃれなデザインです」

シエルアスレチックス「GO Cap エリート」

「ツバの部分にハニカム構造の肉抜きが施され、軽量化を実現しているのがシリアスランナー向けのモデル。軽量性を追求した繊維の使用や、撥水性、UVカット機能、折りたたみやすい設計など、すべてにおいてアスリートにうれしい仕上がりです。ロゴは控えめにサイドにあしらわれているのも、ちょっとツウっぽいですよね(笑)。正直、長距離を走っていてかぶっているのを忘れるくらいストレスフリーです! 練習は“センチュリー”、レースは“エリート”みたいな使い分けもいいと思います」

4.ソックス選び
シューズと素足をつなぐ接点だから……

不整地を走破する足元を、トレランシューズとともに支えてくれるのがソックスの存在。この選びをおろそかにしてしまうと、些細なことながらも大事につながることも。

「トレランシューズのアッパーの素材は、通常のスニーカーに比べるとやや硬めにできています。足とシューズをより一体化させるためなんですね。靴のなかの脚は、ロードランでは前後にしか動かないですが、トレイルランでは横の動きも発生します。また、不整地なので、着地時のズレも発生するんですね。となると靴擦れの恐れも。だからソックス選びは重要なんです」

フィーチャーズ「エリート ライトクッション」

「アスリートに向けたブランドのフィーチャーズは、そのあたりの一体感の出し方がうまいと思います。もちろん柄のバリエーションも豊富なので、選ぶのも楽しいですね。キャップと同様にカジュアルユースかシリアスユースで差をつけても面白いですよね。

クッション性が中程度のライトクッションは、アッパーの柔らかいシューズでグリップを出したい時にも有効。もちろんロードランでも使えます。軽めのトレーニングなどにも向いています」

フィーチャーズ「トレイル マックスクッション」

「トレランにおあつらえ向きなのが、こちらの“マックスクッションタイプ”。この高いクッション性が足へのダメージを軽減してくれて、足裏のダメージを軽減できたりできるので、ありがたいんです。ここまで気の利いたソックスというのは存在しないので、特に長距離を走るトレイルランナーには打ってつけだと思います」

5.グローブ選び
完走に欠かせない保護アイテム

「トレランで最も怪我する場所ってわかります? それは膝と、手のひら」と田所さん。その手のひらをガードするためにも専用のグローブは用意したいところだといいます。

「足は元気で体力も残っている。でも、ずっこけて、手袋がなくて手のひらを切ってしまってレースを棄権したというパターンは本当にもったいない。トレランでは手を突くことも多いので、ここは手抜き厳禁です」

アンウェイステッド「アダプト」

「指貫式のこちらは、写真を撮ったりスマホやスマートウォッチを触ったりと何かと、指を使う際に便利。現代人ならば、トレーニング中などに仕事の連絡がスマホに入ることはざらですからね。ミトン状のカバーもついているので、ある程度の寒さ対策にもなります。薄型の素材でストレスフリー。配色もスタイリッシュです」

マイルストーン「ファスト トレイル グローブ 2.0」

「長時間レースなどで保温性を重視するランナーには、こちらがおすすめです。機能素材のポーラテックを使用していて、先のモデルよりも保温性が高いのが特徴。人差し指と親指を露出することができるので、スマホなどの扱いも可能です。撥水性のあるカバーもポイント。ロゴもおしゃれですよね」

6.ヘッドライト選び
走行時間に応じた持続時間を

暗くなることもある山での走り。自分の目線のためだけでなく、他者からの視認性のためにも、夜間点灯は不可欠といいます。なかでも初心者向けと上級者向けの2品をセレクト。

「マイルストーンという日本のアウトドアブランドですが、ビジュアルも格好良く、高品質なランアイテムもリリースしていています。これらのヘッドライトは、USBのType-Cで充電できて使い勝手がいいんです」

マイルストーン「MS-G3」

「明るさが最大420ルーメンのこちらは、コンパクトというだけじゃなくて、充電のもちが必要最低限です。Highモードでも約2時間程度なので十分といえます。コンパクトさゆえの軽量性も、初心者とってはストレスフリーです」

マイルストーン「MS-i1」

「こちらは明るさ最大1000ルーメンのハイパワー。こちらも光量というより持続時間の長さがおすすめのポイント。480ルーメンで使用しても8時間持続するというすぐれもの。また、モバイルバッテリーとしても使える専用充電器も付いているので、他の用途でも便利です」

まとめ

「トレイルランを始める人も、始めた人も、長く楽しむための相棒であるギア選びをしっかりおこなって、怪我なく、楽しく、続けていきましょう!」