INTERVIEW AIKO BARANSKI|マガジン|アルコ株式会社

自然体のSNS発信で話題の
元プロバスケットボールプレーヤー

インスタグラムのフォロワー数1万8000人(2023年9月現在)。お洒落で、可愛らしくて、自然体の投稿がユーザーの大きな共感を呼んでいる女性がいます。バランスキー愛子さん。2021年までプロバスケットボールプレーヤーとして活躍。引退後はアパレルのモデルを務めたり、クリニック(レッスン)を通じてジュニアたちにバスケの魅力を伝えるなど、さまざまなチャレンジを続けています。そんな愛子さんの興味は今、どこに向いているのか。下北沢の商業施設「reload(リロード)」を散策しながら、バスケのことからファッションのことまで、いろいろと聞いてみました。

生粋の服好き!古着も最新ファッションも。

「昨日は日本が勝ったので、バスケットボールのTシャツを着てきました(笑)。最高のゲームでしたね!」

待ち合わせ場所の「Cotopaxi TOKYO(コトパクシ トウキョウ)」に、笑顔で現れたバランスキー愛子さん。

取材前日(8月27日)はバスケットボール ワールドカップで、強豪フィンランドを相手に男子日本代表が劇的な逆転勝利を収めた日でした。

古着のTシャツを、トレンド感満点の黒いパラシュートパンツにタックイン。こなれた着こなしにファッション感度の高さが。

「高校生の頃からファッションが大好きで。古着も新品も、こだわりなく選んでいます。身長が高いので、メンズの服を着ることもありますよ」

「Cotopaxi TOKYO」へ足を踏み入れると、店内にずらりとディスプレイされたジャケットやバッグをくまなくチェック。

「Cotopaxiのカラフルな色使いが大好きなんです。余った生地で作っているからサステナブルですし、ひとつとして同じ配色がないから、人と被らないのも魅力ですね。(バッグを手にして)この配色大好きです!」

Cotopaxiとの出会いは去年の夏頃。以来展示会やイベントで商品に触れるなかで、ファンになっていったそうです。

「少し前に夫の実家に遊びに行ったときにも、街でCotopaxiのバッグを結構見かけました。アメリカですごく人気なんですよね」

愛子さんのインスタグラムにもたびたび登場する夫のザック・バランスキーさんは、アメリカ人。そして現役のプロバスケットボール選手です。Bリーグのアルバルク東京に所属。その多彩なスキルと明るい性格でファンに愛されています。

「夫は本当にプラス思考で、前向きなんですよね。私が引退した後にいろいろな仕事にチャレンジできているのも、彼のアドバイスのおかげかもしれません。どんなときでも『大丈夫だよ!』って、背中を押してくれるんです」

下北沢・リロード散策で持ち歩いたものをチェック!

さて、この日の東京は猛暑日。愛子さんはHydro Flask(ハイドロフラスク)のステンレスボトルを持参していました。

「選手時代から愛用しています。中身は水。今日みたいな暑い日は、たくさん氷を入れておきます」

ちなみに「Cotopaxi TOKYO」には、どなたでも利用できる無料のウォーターサーバーがあります。街を散策していてボトルの水がなくなったら、ぜひ給水に。

そして今回の散策の愛子さんの足元はOOFOS(ウーフォス)のシューズ。「OOcandOO(ウーキャンドゥ)」というモデルです。

「これは本当に履きやすくて……油断しているとこればかりになってしまう危険なやつです(笑)。ソックスを履いたりしてもまた雰囲気が変わって、いい感じなんですよ」

カレーの街、古着の街、下北沢を楽しみ尽くす!

「私も夫(プロバスケットボール選手のザック・バランスキーさん)もカレーが大好きなんです。下北沢は“カレーの街”として有名なので……期待しちゃいますね」

「Cotopaxi TOKYO(コトパクシ トウキョウ)」を出てすぐ向かいのカレーレストラン、「SANZOU TOKYO(サンゾウトーキョー)」へ。スパイスのおいしさと同時に素材の味わいを引き出す、個性あふれるカレーが人気です。

カウンター形式のスタイリッシュな店内に気分も上がります。愛子さんのオーダーは中辛口のチキンカレー「コルマカレー」。

「甘い……! もしかして玉ねぎの甘さ? あ、時間差で辛さ来ました(笑)。スパイスもしっかり感じます。食べやすいのに味が深い! あ、辛いかもー」

夫のザックさんもカレーが大好きで、2人で食べ歩きすることも多いのだとか。「次はザックと一緒に来て、ほかのメニューも食べてみたいですね。彼、絶対喜ぶと思います」と愛子さん。

「下北沢の街の雰囲気が大好きなんです。ここ(リロード)みたいに最先端の施設があると思うと、レトロなイメージの商店街もあって。今、興味のある街のひとつなんです」

その興味の理由のひとつが古着。愛子さんは大の服好き。もちろんトレンドの新作も積極的にチェックしていますが、人と被らないような魅力ある古着を見つけたときの喜びは、何ものにも代えがたいとか。

そう、下北沢は古着の街。ここリロードにもヴィンテージショップがあります。ランチを終え、2階にあるヴィンテージショップ「FORESTIÈRE(フォレスティエール)」へ。愛子さんの足取りがぐっと軽くなってきました。

「このラコステのポロシャツいいなあ。うわ、このスウェットもヤバくないですか? もうどれもかわいすぎて……」

「普通に買い物目線なんですけど、撮影大丈夫ですか?」と愛子さん。そんな自分の“好き”にどこまでも素直な感じ、率直なふるまいが、SNSで支持されている理由なのでしょう。

そして、服が本当によく似合う!もちろんスタイルの良さもあるのですが、普段からファッションを楽しんでいるだけあって、何より「服を着慣れている」からこそ、この雰囲気が出るのだと思います。イタリアもののショート丈のレザーブルゾンをさっと試着。その都会的なたたずまいに、撮影スタッフから「かっこいい……」とため息が漏れます。

「でも、やっぱり背が高すぎると思っているんです。だからファッションに興味を持ち始めたときから自分なりにいろいろ工夫して、楽しんできました。SNSに服を投稿するときにはいつも、“体型で悩んでいる人にも、自分らしくファッションを楽しんでほしい”という思いが頭のどこかにあります」

再び1階に戻り、コーヒーブレイク。京都が拠点の小川珈琲による “体験型ビーンズサロン”、「OGAWA COFFEE LABORATORY(オガワコーヒラボラトリー)下北沢」へ。

ここはカフェ、喫茶室、コーヒースタンドといった既存の枠には分類できない、まったく新しいタイプのお店。

入店後、コーヒーの抽出を自分で行うか、バリスタにしてもらうかを選択。自分で抽出する場合は

①常時21種類以上をそろえるコーヒー豆から豆を選択

→②約40種類の抽出器具(ロースター、ミル、ドリッパーなど)から好みのものを選択

→③店内で抽出し味わいを楽しむ

→④余った豆はお持ち帰り、という流れ。

愛子さんはバリスタに抽出してもらいました。豆と飲み方を選ぶだけなので実にお手軽。豆は「no.4 コスタリカ マチョ」、飲み方はカプチーノで。持参したHydro Flask(ハイドロフラスク)のボトルに淹れてもらって、テイクアウトしました。「……すっごく上品な味。今、真剣に驚いています(笑)。実は私、もともとコーヒーは得意じゃなくて。でもザックはコーヒーが大好きなんです。どこで情報を仕入れるのか“新しいカフェができたんだけど、行こうよ”って誘ってくる。それに付き合っているうちに飲めるようになって。本当においしそうに飲むから、こっちもつい飲みたくなっちゃうんです」

バスケットへの感謝を胸に、第二の人生をチャレンジ

愛子さんとの下北沢・リロードの散策もそろそろ終盤。すでにここまでの写真から愛子さんの魅力は十分に伝わっていると思いますが、もう少しだけ話を伺います。最初に訪れた「Cotopaxi TOKYO(コトパクシ トウキョウ)」に戻ってきました。

「姉の影響で小学生のときにミニバスケットを始めました。バスケが楽しくて中学校でも部に所属していましたが、当時、特に目立った成績は残していなかったんですよ」

その中学生のときにぐんと身長が伸びたことで、地元・千葉県市川市で注目される存在に。東京の強豪校のひとつである東京成徳大学高等学校へと進学します。この高校時代が「プロへの道が見えてきた」ターニングポイントだったそうです。

「入学当初は自分の力のなさを痛感して、落ち込みました。でも“やめる”と言う勇気もないから、ただただ必死で練習に参加していたような気がします」

ここでバスケットボールの実力を磨くとともに、“バスケに対する姿勢”を学んだといいます。私生活から自己管理を徹底。ルーズボールは全力で拾いに行く。ミスは絶対に取り返す。

そして卒業と同時にプロチームから声を掛がかかりました。ENEOSサンフラワーズ時代には、3度のリーグ優勝を経験。2011年から2021年まで、愛子さんはトッププレーヤーとして現役生活を送りました。

「これまでずっと、バスケに人生を捧げてきました。もちろん後悔はありません。今もそしてこれからも、バスケが楽しいという気持ち、バスケに対する感謝の気持ちは変わらないです。

ただ引退してからの2年間、これまでの人生ではご縁のなかった人と、驚くほどたくさん出会ってきたんです。こういう撮影のお仕事もそうですけれど、本当にいろいろなところから声をかけていただいて。この2年間は私にとって、感動的な出来事の連続だったんですよ」

今後はバスケットボールの仕事はもちろん、バスケットボールとまったく関係のない仕事も、どんどんチャレンジしていこうと考えているそう。ぜひ彼女のSNSをチェックしてみてください。きっとこの先、さまざまなジャンルでボーダーレスな活躍をしてくれるに違いありません。

「今は“何でもやります!”と言いたい気持ちにあふれているんです。ひとつのことにとらわれず、無理することなく、自分らしくチャレンジを重ねていきたい。ちょっと欲張りなモードに入っているのかもしれませんね」

Photo: Kengo Shimizu Hair & Make: Erika Shikama Text: Tomoshige Kase Edit: Toshiki Ebe(ebeWork)