INTERVIEW YUKA KAGAMI|マガジン|アルコ株式会社

笑顔でまっすぐ金メダルへ進め!

かがみゆうか、と読みます。難しい読み方の名前ですが、数カ月後には誰もが知る名前になっているはず。レスリング女子76kg級、鏡優翔選手。来る7月に開催されるパリオリンピックに、日本代表として出場が内定しています。間違いなく世界トップクラスのアスリートのひとり。そして同時に、お洒落やおいしいものが大好きな、ごく普通の22歳でもありました。

レスリングノートに書いた夢

2月の少し暖かい日。鏡選手はマウンテンバイクに乗ってやってきた。メリハリある配色のコトパクシのリュックを背負って、アンクル丈のTopo Athletic®(トポアスレチック)のシューズを履いて。「家、めっちゃ近いんですよ!」。

待ち合わせたのは東洋大学総合スポーツセンター。同大学の学生である鏡選手は4年間、このスポーツセンターでトレーニングを積んできました。今年3月に卒業し、4月からはサントリーに所属します。

「でも、就職後もここで練習できるんですよ。サントリーさんがOKしてくれたので。これからはレスリングが仕事です」

76kgは女子の最重量級ですが、出会ったときの鏡選手は、そこまで体重があるように見えませんでした。70kgすら届くかな?というイメージ。

でも、トレーニングルームで彼女を見て納得しました。身体が大きい。そしてただ大きいだけの見せかけの筋肉じゃないことは、素人が見てもわかります。

「ウエイトトレーニングは午前中、週3日。筋肉はつきやすいほうですし、レスラーとしてわりと身長も高い(167cm)ですし。自分でも身体には恵まれてるなあ、と思います」

レスリングとの出会いは、生まれ故郷の山形県から栃木県に転居した小学校1年生のとき。父がレスリング経験者ということもあり、兄とともにレスリングクラブに通いました。

「格闘技なんて本当にムリ!という感じで、最初は行きたくなかったです。でもチームメイトの家に遊びにいったとき、部屋にトロフィーとメダルが飾ってあって。『これ欲しい! これがもらえるならレスリングやる!』と思っちゃったんですよね」

その当時のレスリングノートにさっそく「夢はオリンピック」と書いたそう。「小さい頃から大きく語るタイプで(笑)」。以来現在までまっすぐに、レスリングの道を歩んできました。

エリートのターニングポイント

ひと言で言えば、鏡選手はレスリングのエリートです。小学校時代は全国大会で5度優勝。中学時代の優勝は1回でしたが、高校ではインターハイ3連覇を果たしています。

「中学3年生で(JOC)エリートアカデミーに入って、ナショナルトレーニングセンターで寮生活を始めました。はい、ここから歩いてすぐの“トレセン”です。高校は推薦で帝京高校へ。帝京もめちゃ近いんですよ。上京してからずっとこの辺りで過ごしています(笑)」

上京した中学3年のときに「夢だったオリンピックが明確な目標に変わった」のだとか。高校2年生で日本代表入り。2020年(実際はコロナ禍により1年延期)の東京オリンピック代表が、現実的に見えてきました。

でも結果的には、オリンピック代表はかないませんでした。悔しさと同時に、何かが足りなかったのだと鏡選手は振り返ります。

「東京オリンピックは、いろんな意味でターニングポイントでした。なぜ代表に入れなかったのか。体力的、技術的なこと以上に、何が何でも出場する、という気持ちが足りなかったんです。そのときオリンピックはもう夢ではなかったけど、どこかでオリンピックに“挑戦する”イメージがありました。それでは、ダメなんですよね」

ただ裏を返せば、東京オリンピックを逃したことが、鏡選手をもう一段階上のレベルへと引き上げたのかもしれません。東洋大学に進み、3年生のときに全日本選抜選手権で優勝。初出場の世界選手権で3位、銅メダルを獲得しました。

そして昨年の世界選手権でついに優勝を果たし、世界一に。女子の重量級世界一は、2003年の浜口京子選手以来、20年ぶりの快挙でした。

「22歳の今が、レスリング選手として最も充実していると感じています。自分で言うのも何ですけど(笑)。そしてレスリングを始めて以来、今がいちばん楽しいんです」

夢でも挑戦でもなく、必ず獲る

オリンピックに出場するようなアスリートは、心も身体もレベルが違う。話を聞くたびに驚くばかりですが、実はもっと驚かされるのは、鏡選手の明るく大らかな性格と、いい意味で普通すぎる22歳の素顔です。

「カラオケはあいみょんです。90点出しますよ」「牡蠣とか白子ポン酢とか幸せすぎますよね。お酒も大好きです(笑)」「KATEのリップモンスターは神。常時5本くらい持ってます」。

今回はレスリング選手としてのインタビューのほかに、他愛のない質問をもたくさんぶつけてみました。好きな食べ物は? 登録しているYouTubeチャンネルは? 10年後の夢は?(その答えはアルコインンターナショナル公式インスタグラムをチェックしてみてください)

朗らかに、ときには大笑いしながら、インタビューとたくさんの質問に応じてくれた鏡選手。同じく彼女のSNSも笑顔に溢れていますので、ぜひ一度チェックしてみてください

最後に改めて、パリオリンピックでの目標を。

「必ず金メダルを獲ります。自分の強みであるスピードとタックルを活かして。まだ誰も成し遂げていない女子重量級の金メダルを、自分が最初に日本に持って帰ります」

「プライベートでも愛用している、
私の地球をたのしくするもの」

「兄と一緒にシーバス(スズキ)狙いで沖堤防に行ったときの写真なんですけど、ガチでくるまってますね(笑)」見せてくれた鏡さんのインスタグラム(instagram@yuuuuuuuuka_0914)にあったのは、NOMADIXのブランケットにくるまって、Hydro Flaskを啜っている写真でした。寒そう!

「でもこのブランケットめっちゃあったかいんで、大丈夫でした!実際ちょっと寝ちゃって。釣れなさすぎて(笑)。Hydro Flaskはこの水色と黄色があります。見た目がお洒落なので、街でも持ち歩いています」

「アウトドア遊びも結構するんですけど……ビーチや芝生に敷くのにいいんですよ。砂がつかないからありがたすぎる。汗を吸ってもすぐ乾いてくれるので、もちろん練習のときも愛用しています」

Topo Athletic®(トポアスレチック)のランニングシューズは、ウェイトトレーニングやバイクマシンなどを使った有酸素運動のときに履くそうです。

「ソールが厚すぎないのがいいんです。踏ん張りが効く感じ。外ではハイキングシューズを履いています。見た瞬間、え、これかわいい……とひと目惚れ。人と絶対かぶらないところも、いいんですよ〜」

Topo Athleticは鏡選手のお洒落心も刺激した模様。同様にCotopaxiのバックパックについても、熱いコメントをいただきました。

「もう見た目がかわいすぎて。ひとつひとつ全然違う配色のDel Diaというシリーズもあってそれがまた、魅力的なんですよね。私がしたい格好にすごく合うんです。今日の服(胸に小さなレタードが入ったネイビーのスウェットシャツに、デニムのカーゴポケット付きリブパンツ)にもドンピシャで」

最後はOOFOS®(ウーフォス)のリカバリーサンダル。さすがに今の時季は寒くて履けないですよね?

「それが履いちゃうんですよ。今日は取材なのでちゃんとソックスと靴を履いてきたんですが(笑)、普段ここ(東洋大学総合スポーツセンター)に来るときはいつも裸足なんです。なにせ家がめっちゃ近いじゃないですか。そう考えるといちばん使ってるのは、このOOFOS(ウーフォス)かも。リアルに、一年中、ずーっと履いてます」

Photo:Kengo Shimizu Text:Tomoshige Kase Edit:Toshiki Ebe(ebeWork)