大阪・箕面から「地球を、たのしくする。」!? トレイルランニングショップ unité編 Part 1|マガジン|アルコ株式会社

大阪・箕面から「地球を、たのしくする。」!?
トレイルランニングショップ unité編 Part 1

箕面をたのしく、大阪をたのしく、そして、日本をたのしくする。それが「地球を、たのしくする。」第一歩。
アルコが創業地の大阪・箕面を盛り上げるのは、そんな思いからなのです!
箕面からトレイルランニングの魅力を発信するショップ「unité(ユニテ)」もまた「アルコファミリー」の一員。
早速、店主の田所伸太郎さんに、箕面のこと、トレランのこと、アルコとのことをうかがいました。

目指したのは、“おもしろい街づくり”

ショップがある阪急電鉄・箕面駅は、北側に広大な箕面国定公園を望む、豊かな自然が魅力の街。ハイキングコースも整備されていることもあり、関西におけるトレイルランニングの聖地でもあります。

unitéは、その駅ビル、箕面阪急ビルの2階にあるトレイルランニングショップ。名前は建築界の名匠、ル・コルビュジェがマルセイユなどに建てた集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」に由来します。

「ユニテ・ダビタシオンは集合住宅。同じ建物のなかには郵便局や保育園、スーパーマーケットにプールまであって、さながら小さな街のよう。この雰囲気に惹かれていました。僕が何か事業を始めるなら、そうした街づくりの中心になれたらいいなと。それが正解かはわからないけれど」

箕面生まれ、箕面育ちという田所さんが、地元を盛り上げたいという思いでオープンしたunité。なるほど、アルコとも相性が良さそうです。

「だから、まずは誰もが気兼ねなく集まれる場所を作りたかった。トレランショップじゃなくても良かったんですよ(笑)。もちろん自分で全部はできないので、“箕面をおもしろくしたい”と僕がパンと手を挙げたときに同志が集まってくれて、ひとつの街にできたらというイメージでした」

こうした田所さんの「挙げた手」に集ったひとりが、弊社代表、降幡昌弘でした。「箕面版ユニテ・ダビタシオン」構想に共鳴して、ともにその実現を一歩一歩進めているところです。

“人と人とのつながり”で魅力を伝えたい

田所さんが「気兼ねなく集まれる場所」として2020年にオープンしたunitéは、充実したランニングギアを扱うショップという一面にとどまらず、さまざまな顔をのぞかせます。

「体験型のショップを目指しています。買ったら終わりではなく、しっかりと使っていただく。継続しやすい環境をこちらから提供することを心がけています」

そのひとつがランニングステーションとしての顔。きれいなシャワールームが2部屋、そして、ロッカーも9個設置しており、仕事の行き帰りなどでもトレイルランニングに親しめる環境に。

「駅から300メートルも北に行けば、コースの入り口ですからね」

そして、グループランやボランティアなどのイベントもコンスタントに実施しているのも大きな特徴といえるでしょう。

「ゆくゆくは、箕面のフィールドを使ったイベントレースみたいなこともできたらいいなと計画している最中です」

今でこそ関西トレラン界を牽引する田所さんですが、走りはじめたのは29歳のころだそう。最初は健康のために奥さまとロードランをするのがきっかけ。

「走るのは全然好きじゃなかったんですが、道中で音楽を聴くことがモチベーションになりました。その延長線上でトレランも知人から誘われ、気軽に始めたんです。ただ山を走ればいいんでしょ?という感じで。でも、ロードランとは違い、傾斜や凸凹のある地面を足の感覚で捉えて、自分の身体を操縦する感じにいつしかハマってしまって」

トレランの虜となった田所さんが「箕面版ユニテ・ダビタシオン構想」の核として、トレランのショップで行こうと思いいたったきっかけでもあったのです。

「ショップを立ち上げてみて感じるのは、人と人とのつながり。レース会場では、箕面の山で見かける人と顔を合わせるようなこともしばしば。そういう人たちに声をかけたりすると、“誰それと知り合い”という話になるんです」

unitéを拠点として、人と人とがつながる。まさに、田所さんの理想に着々と近づいていることがうかがえます。

「僕らのショップでは、2ヵ月に1回程度、だいたい20人のメンバーで箕面の山でゴミ拾いなどのボランティアも行っているんです。それもコミュニティとして大事にしたいです。使っているだけではアカンですから」

人と人をつなぎ、自然と人をつなぐ。unitéはそんな場所になりつつあるようです。

“やりたいこと”だけやったら今の自分に

アルコとも志をともにする「箕面を、たのしくする。」という思い。田所さんがこの思いに至ったのにも理由があります。

「僕は箕面にしか住んだことがありません。実家も、今築いている家庭もそう。子供も5人いるんです。地方の街が衰退する話は耳にしますが、やっぱり生まれ育って、そして子供も育っていくこの街が元気でいることが大事だなと。箕面人として勝手に責任を感じてしまっているんです(笑)。だから、降幡社長にもサポートしていただいて『どじょう』の津吉夫妻のような仲間も増えている。その状況がうれしいんですよ」

面白い場所に人は集まる。よく耳にする話ですが、箕面の駅前もまた、そうした好例のひとつになりそうです。

「とにかく自分ができることを、自分の立場でやっていきたいですね」

店舗管理だけでなく、イベントなどの企画など、多忙を極める田所さんですが意に介さない模様。

「ワーク・ライフ・バランスとかいいますけど、仕事とプライベートを分けるタイプじゃなくて(笑)。今やっていることがすべて自分のやりたいこと。自分の自由な時間で遊ぼうとかってまったく考えないんです。

トレランも、育児や家族との時間もすべて、自分がやりたいからやっている。ただそれだけなんですよ。仕事といえば仕事、遊びといえば遊び(笑)」

やりたいことを夢中にやりとげる。だから、“おもしろいこと第一主義”の田所さんの周りには、自然と人が集まってくるかもしれません。

箕面阪急ビル2階の店舗。1階にはアルコが手がける飲食店「どじょう」も入る。ビル全体が箕面の「ユニテ・ダビタシオン」になる日も近い?