INTERVIEW MARIKO OISHI|マガジン|アルコ株式会社

「仕事って楽しい!」を感じてほしい。
だから女性が働き続けられる場所を作りたい。

テレビ番組『7 RULES(セブンルール)』や様々な雑誌媒体への出演、撮影現場や企業のパーティーへのケータリングから働く人々の毎日を支えるご近所弁当まで、多くの人に愛されている「食のアトリエ」アホウドリ。主宰の大石さんをはじめ、働くスタッフの手は止まらずに動き続けるが、どれだけ忙しくてもスタッフ同士が声を掛け合い、明るく賑やかな空気が漂う。

「お弁当やケータリングを中心にしているのは、必要とされる場所へ届ける形にしたかったから。飲食業だと朝早く夜遅いというイメージで、女性が働き続けるのが難しいという印象がありますが、必要な分を必要な時に届ける形であれば、女性でも飲食に携わり続けられるのでは、と考えました。基本は土日祝日もお休みにして、家族の時間を大事にしてほしい。仕事も家族との時間も楽しめる“居場所”にしたいですね。ここでの仕事はチームワークで成り立っているから、チームに関わってくれるみんなが前向きに働けるよう、待遇や職場としてのあり方を考え続けています」(大石さん・以下同)

「食べて、もうひと踏ん張り」

アホウドリのHPに掲げられている一言。新しくスタートした冷凍総菜の通信販売「AHOU DELI」では、“日常の贈り物”として美味しいご飯が食卓に並ぶ喜びを届けている。食を通じて働く人を支え続けるチーム・アホウドリは、「もうひと踏ん張りしたい」ときに欠かせないパワースポットのような存在。

今回は大石さんに、Hydro Flaskの機能性を最大限に発揮できるオリジナルレシピを依頼。Food Jarで作る鶏ハム、オリジナルスパイスが効いたタコライス、生姜入りで体が芯からあたたまるオーツミルクのチャイ。どのメニューもふたを開けた瞬間の香りに心がときめき、素材やスパイスを生かした味つけは体も心も元気になりそうだ。

体がリラックスできる料理を、Hydro Flaskでスピーディー&シンプルに

Hydro Flaskは、自然豊かな場所で活躍する機能やデザインを採用している。断熱ボトルをはじめ、Food JarやOutdoor Kitchenシリーズは、屋内でも屋外でもシームレスに使えるのがうれしい。特にあたたかい食べ物や飲み物を欲するこれからの季節は、Hydro Flaskがいつも以上に活躍する予感。

「アホウドリの料理は、自分の家族に食べてもらいたい料理をコンセプトに考えています。家族の心や体のコンディションを考えるのと同じ。だから、安心して食べてもらえるメニューを意識しています」。

➀メキシカンミックスのタコライス

【材料】 ※1人前
〈タコライス用〉
合い挽き肉:100g
トマトケチャップ:大さじ1/2
ウスターソース:大さじ1
自家製メキシカンミックス ※レシピは下記:小さじ1
プチトマト:3個
卵:1個
パクチー:適量
マヨネーズ:適量
パルメザンチーズ:適量
ご飯:1膳分(180g)
〈メキシカンミックススパイス〉
クミン:大さじ1
ガーリックパウダー:小さじ1/2
乾燥オレガノ:小さじ1/2
パプリカパウダー:小さじ1/2
塩:小さじ1
黒胡椒:小さじ1

1.メキシカンスパイスミックスの材料を混ぜ合わせておく。

2.トマトを半分に、パクチーをざく切りにする。合い挽き肉にトマトケチャプ、ウスターソース、自家製メキシカンミックスを揉み込む。

3.熱したフライパンに油(分量外)をひと回し入れ、合い挽き肉に火が通るまで炒め取り出しておく。

4.お皿の上にご飯を盛り、ひき肉、卵、パクチー、目玉焼き、マヨネーズ、トマトを飾りパルメザンチーズをかける。

Hydro Flaskの「10in Plate」は、温度を長時間キープし熱が外に伝わらない構造なので、タコライスのようなワンプレート料理にもぴったり。18/8 プログレードのステンレス製のフォーク、ナイフ、スプーンがセットになった「Flatware Set」は耐久性、耐腐食性に優れておりお手入れも簡単。さらに「12oz All Around Tumbler」も一緒に食卓へ。好みの飲み物を長時間適温で楽しむことができる。

生き生きと仕事をするには「食べる」が大事!

「私自身がこの仕事を楽しんでいるし、なにより仕事が大好き!楽しいから続けられていると考えたときに、職場が明るくてやりがいを感じられたらスタッフもきっと仕事を続けてくれるだろうな、って」(大石さん・以下同)自身も一児の母で家庭もあるからこそ、常に働く女性の大変さを考え、その目線でレシピを作り、体にやさしいお弁当を提供し続けている。

忙しいときこそホッとする味を。

「女性は働いて帰ってきたらすぐに食事の準備をするなど、タイトなスケジュールで動くのが常。放っておいたらできあがる一品があるとうれしいですよね。Hydro Flaskの「28 oz Food Jar 」で簡単に作ることができるサラダチキンはまさにそんな一品。いや、一品と言いつつ、実は二品なんです。作る過程できるスープもすごく美味しいから、是非飲んでみてください」

➁シンプル鶏ハム

【材料】 ※1人前
〈鶏肉の下味用〉
鶏胸肉:1/2枚
砂糖:ひとつまみ
塩:ひとつまみ
〈茹で汁用〉
塩:小さじ1/2
水:400cc

1.鶏胸肉の皮を剥がし、Food Jarの口より小さいサイズに切る。

2.鶏胸肉の表面に砂糖ひとつまみすり込み3分ほど放置。表面の砂糖が溶けたら、塩をひとつまみ刷り込む。3分ほど放置。

3.小鍋に400ccの水を入れ、塩1/2を加えて火にかける。

4.鍋から小さな気泡がボコボコと湧いたら鶏胸肉を入れ、鍋底からボコボコと再び気泡が出るまで火にかける。気泡が湧いたらすぐに、鶏肉と茹で汁をハイドロフラスクに移し蓋をしっかり閉める。

5.3時間後に取り出して、食べやすい大きさにカットする。
※実は温度管理が難しい鶏肉です。生で食べるのは控えましょう。
※Food Jarで火をゆっくり通せば、しっとりとした食感で茹で汁も美味しくいただけます。

➂チキンスープ

【材料】 ※1人前
〈鶏肉の下味用〉
鶏胸肉:1/2枚
砂糖:ひとつまみ
塩:ひとつまみ
〈茹で汁用〉
塩:小さじ1/2
水:400cc
生姜:1片(微塵切り)
〈スープの具用〉
トマト:3個
玉ねぎ:1/4個
ごま油:少々

1.鶏胸肉の皮を剥がし、Food Jarの口より小さいサイズに切る。生姜を微塵切りにし、玉ねぎは薄くスライスする。

2. 鶏胸肉の表面に砂糖ひとつまみを塗り込み3分ほど放置。表面の砂糖が溶けたら、塩をひとつまみ刷り込む。こちらも3分ほど放置。

3.小鍋に400ccの水を入れ、塩1/2を加えて火にかける。

4.鍋から小さな気泡がボコボコと湧いたら、鶏胸肉、生姜、トマトと玉ねぎを入れる。鍋底からボコボコと再び気泡が出るまで火にかける。

5.気泡が湧いたらすぐに、鶏肉と茹で汁をFood Jarに移し、ごま油を入れ、蓋をしっかり閉める。

Hydro Flaskの保温力は最大の強み。蓋にはハニカム断熱構造を採用しているので、長時間アツアツの状態をキープできる。ずっとお鍋についていなくても、Food Jarの強みを活かして時短レシピを!調理に使用した「28oz Food Jar」は、828mlの大容量モデル。ランチボックスとしてはもちろん、クッキングツールとしてマルチに使用できる優れものだ。

必要とされる場所に、あたたかいものを。

「コロナ禍でホットミールケータリングをする機会が少なくなってしまったけれど、寒い季節にがんばって働いている現場へあたたかい食事を持っていけたらという想いは持ち続けています。“凍えそうに寒いけど、アホウドリさんが来てくれたからもう大丈夫!”みたいなホッとする空気を作りたいですね。誰かのひと踏ん張りを支えられる存在でありたくて」。

④オーツミルクのスパイスチャイ

【材料】 ※1人前
アッサム紅茶:1パック(または茶葉3.5g)
水:100ml
オーツミルク:250cc
カルダモン:3粒
シナモンスティック:1本
生姜:1カケ
きび砂糖:大さじ1/2(お好みの甘さで)

1.生姜をスライスし、カルダモンの外皮を割る。シナモンスティックを折る。

2.小鍋に100ccの水を入れ、生姜、カルダモン、シナモンスティックを入れて火にかける。スパイスの香りを水に移す。

3.お湯が沸いたら紅茶を加え、煮出す。

4.12oz Wide Mouthボトルの凹み部分までのオーツミルクを鍋に注ぎ入れ、しばらく火にかけ、(煮こぼれる直前に鍋を火から離す、を5-6回繰り返す)砂糖を入れる。

5.茶漉しでスパイスを濾す。

温かさを長時間キープできるHydro Flaskのボトルに入れれば、湯気とともにふわっとスパイスの香りが漂う。それだけで心身の力がほどけて思わず笑みがこぼれてしまいそうだ。今回は、冬におススメのボトル「12 oz Wide Mouth ¥3,850(税込)」にピッタリの容量でレシピをご用意。誰かのひと踏ん張りを支えられる存在でありたくて」

心も体もほぐしてくれるあたたかな料理や飲み物。そんな料理の魅力を最大限に引き出すHydro Flaskのアイテムは、この冬も手放せない。

Photo: Hidenori Nakamori Edit&Text: Kei Furuta