INTERVIEW JUNTO NAKATANI|マガジン|アルコ株式会社

強く、愛されるボクサーを目指して

プロボクシングにおいて無敗の3階級制覇を果たし、去る6月8日には、バンタム級の団体統一も成し遂げたプロボクサーの中谷潤人選手。その先には、井上尚弥選手との対戦も予定されており、俄然注目が高まっているところ。我々の想像を超えて、さらなる高みを目指していく世界チャンピオンは、どこに向かうのでしょうか。とある練習日に、じっくりと話を聞きました。

「世界チャンピオンになる!」と、ボクシングの道へ

「ボクシングを始めた瞬間から、“この競技なら勝てる”という、根拠のない自信に満ち溢れていたんです(笑)」

小学生のころに取り組んでいた極真空手では、まったく勝てず、違う競技を求め、中学に進学して出会ったのが、ボクシングだったそう。

「当時、入会したジムの会長が、とにかく褒めて伸ばしてくれるタイプ。そこで小さな成功体験を少しずつ積めたのが良かったのだと思います。パンチひとつ打つたびに褒めてもらって、実際に気持ちが良かったんです。始めた当時から、“世界チャンピオンになる!”と決めていましたね」

その決意は揺らぐことがありませんでした。中学生活でどっぷりハマったボクシングを極めるべく、中学卒業後には、単身アメリカに渡ることとなります。

「“人と違うことをやりなさい”という父の教えが大きかったと思います。始めた当初に決めた、“世界チャンピオンになる”という目標を実現させるためには、本場アメリカで学ぼうという結論に至りました」

辛かった時期は、やっぱり“コロナ禍”

「やっぱり、ほっとしました」中谷選手が最初にWBO世界フライ級チャンピオンを手にした瞬間、抱いた感情は何よりも安堵だったそう。

というのも、戴冠した2020年11月6日は、折しもコロナ禍の真っ只中。何度かの開催延期を経て、ようやく実現した対戦だったから。

「ボクシングに取り組むなかで、いちばん辛かったのは、コロナ禍でした。試合日が決まっては延期、決まっては延期、と繰り返されたのちに初の世界挑戦となったので、本当に多くの方々の協力があって実現できたんだな、という気持ちと、最初に自分で掲げた世界チャンピオンという目標をまず達成できた、という気持ち、その両方から、ほっとしたんだと思います。そして、この最中に最高の舞台に立てた自分は幸せなボクサーだなと感じました」

辛い時期を過ごしたからこそ、今の自分があるのだとも語ります。

「試合日の延期というのはゴールがずれていくので、モチベーションにも影響します。また、限られたボクサー人生のなかで、時間が失われていく感覚もありました。多くて1年に4試合程度やれるなかで、結局のところ、2020年は1試合しかできませんでしたから。

それに、何より応援してくださる方々に試合をお見せできないもどかしさもありました。

試合がなかなかできないコロナ禍があったからこそ、自分と向き合う時間も増えましたので、そうした自問自答のなかで、精神的に強くなれたと思います」

当面の目標はパウンド・フォー・パウンド1位

去る6月8日、西田凌佑選手をTKOで下して、見事にバンタム級の団体統一王者となった中谷選手。この試合を経た瞬間「幸せだった」と語りつつ、それでも、「道半ば」だといいます。少年時代に思い描いた世界チャンピオンを早々に成し遂げた先に中谷選手が見据えるものは?

「大きい目標を最初に立てて、逆算して突き進むタイプです。今は、パウンド・フォー・パウンドという、ボクシング誌の世界ランキングで1位となることを目標としています」

今やボクシングファンならずとも知られる世界ランキングへの挑戦を明言するものの、決して楽な道のりとは言えません。ここまで中谷選手を駆り立てているものは何でしょう。

「始めたときに決めた“世界チャンピオンになる”という思いがとにかく強いので、一つチャンピオンを獲ったときには、すでに次は2階級、3階級というふうに、新たな目標を立てられました。ボクシングこそが僕の生活なので、投げ出したり、逃げ出したり、という思いは皆無です。

ボクシングがとにかく好きなので、練習でもパンチ一振りすれば、気分はリフレッシュできます。落ち込んでも、パンチ一振りでリフレッシュ。ボクシングが、悩みも何もかもすべて解決してくれるんですよ(笑)」

まさに生まれついてのボクサー! プロ無敗なのも頷けます。

「負けず嫌いというのもあるんですが、勝負事なので、負けることもあるでしょう。それでも勝てているのは、最悪な状況も想定しているからかもしれません。

僕が大切にしているのは、“努力に勝る天才はなし”という言葉です。これに従えば、何事も勝つための準備を怠ることはできません。“この選手ならこういう戦況もありえるな”というように最悪な状況も想定しながら、準備をしています」

中谷選手が掲げてきた数々のチャンピオンベルトは想像のつかない努力の結晶なのでしょう。

「やはり、来年5月に組まれると言われている井上尚弥選手との対戦は、目標に向けての重要なポイントです。ここでの勝利が自分の目標に近づくための大きな一歩なのは間違いないでしょうから。最終的には、世界中から愛される強いボクサーになれたらうれしいです」

中谷選手の挑戦は続きます。

「ボクサー生活に欠かせない存在です!」

3階級制覇に加え、WBC・IBF世界バンタム級統一王座に輝いたプロボクサー、中谷潤人選手。普段から愛用しているアルコの製品たちをご紹介。いずれも世界王者のココロとカラダの支えになっているそう。

練習ひとつとってもダメージの少ないボクシングにおいて、リカバリーは必須事項。そのなかでも手放せないのが、HypericeのNormatecシリーズ。

「リカバリーの良し悪しは、パフォーマンスにも直結します。毎日の練習後はもちろん、試合のあとも、エアーコンプレッションのおかげで非常に楽になります。空気の圧縮感がクセになりますね(笑)」

また、OOFOSの「OOcoozie」は、アメリカで毎年実施している自身の合宿においても必需品だそう。

「部屋でも外履きで過ごすアメリカの場合、そのまま部屋で履いても違和感のないOOFOSは、とっても便利なんです。つっかけられて楽ちんですし、クッション性もお気に入り。締め付けも緩くて、リカバリーシューズとして最高のフットウェアです。デザインもシンプルなので、僕好み。練習の行き帰りはもちろん、普段の日常使いでもイケますよ!」

と、日々の生活に手放せない模様です。

同様に、中谷選手の日常を支えているのが、Feeturesのソックス類。なんでも、ボクサーにつきものの「減量時」に、その効果が発揮されるそうで……。

「減量中って、実は足回りの脂肪も落ちてしまうんです。だから、靴のサイズやソックスのサイズなど、普段使っているものがちょっと大きく感じてしまう。けれど、Feeturesのソックスは、締め付け感が抜群によくて、痩せた足回りにもグッとフィットしてくれるんです。それがとっても僕の好みのフィーリング。やみつきです(笑)」

一方で、見た目にも高評価が。

「普段から、シンプルな服装に一点アクセントを取り入れるような感じが好きなのですが、Feeturesのソックスのポップな柄は、普段のシンプルコーデにもマッチしてくれます。日の出のデザインのものを持っているんですが、ちょうどお正月に新聞社の取材が入ったとき、無意識にそれを履いていたら、“おめでたいですね”と、イジられて、場が盛り上がりました(笑)」

中谷選手の活躍のうらで、アスリートライフを支えるアルコのアイテムたちにも注目です。