2023.05.22

MAGAZINE Vol.19

「多くの人に“見られる”フットボーラーたちが
ソーシャルグッドなアイテムを身につけるのは重要です」

ここ数年で生活が一気にサッカー色に染まったSunnyさん。
そのため日頃からサッカー関連のブランドやギアを身近に置く一方、
「フィーチャーズ」「ウーフォス」「ノマディックス」のアイテムを愛用。
そこには各ブランドによる高い機能性はもちろん、
エココンシャスなスタンスへの共感があった。

サッカー選手にとってのフォーマルなルックは、
ユニフォーム(シャツ・パンツ・ソックス)とスパイク。
トレーニングでは足元がトレーニング用シューズになることもあるが、
いずれもスポーツブランドが開発するそれ用が一般的だ。
ところがSunnyさんはソックスについて、
今では「フィーチャーズ(FEETURES)」しか履いていないという。
理由は、滑らないことと、その快適な履き心地が洗っても失われないこと。
そのため試合ではチーム提供のものを着用するが、
普段は「フィーチャーズ」一択だ。

「ELITE LIGHT CUSHION MINI CREW - Ascent Green」

「サッカー用のソックスに滑り止めが付いたものもあるのですが、
多くのタイプを試して痛感したのは、
常用すると “滑り止めという機能”に頼ってしまい
身体の機能自体が落ちるということでした。
なかでも指先がうまく使えなくなってしまうことがある。
それに対して『フィーチャーズ』はスパイク内でしっかりとグリップし、
それでいて素足感がすごい。
履いているのに履いてない感覚を生み出すというか。
だから指や足裏を意識して使えるし、
しかも洗ったあとさえその履き心地は失われないから、
愛用してしまうんですよね」

日常生活では高密度で快適なライトクッション、
コーチング時はストレッチ性や保温性などへのこだわりから
快適レベルを大きく向上させたスポーツソックスのメリノウール製、
試合でプレーする際には最軽量で通気性の高いウルトラライトを選択。
状況に応じて使い分けることで
いつも最高の履き心地を楽しんでいる。

「ウーフォス(OOFOS)」のリカバリー用サンダルも手放せない。
なかでもサッカーグランドへ向かうときには必ず履いているという。

「OOahh Sport - Black/White」

「日本のピッチは硬い人工芝のところが多く、足に大きな負担がかかるんです。
それはスパイクを脱ぐと開放感を感じるほど。
試合後などはその感覚のままでいたいからサンダルが重宝します。
それに『ウーフォス』はリカバリー目的に作られていて、
歩くだけで身体が整っていく感じがいいですね。
履き心地は柔らかく、それでいて確かなフィット感があり、
在宅中の“ちょっとそこまで”といったときにも気軽に履けるという、
もはや僕の日常ツールです」

サッカーで汗を流したあとに出番となるのが
「Nomadix Towel」だ。

「NORTH SWELL NATIVE TOWEL」

「サッカーのあとにシャワーを浴びる機会が多いんですけれど、
今まではスポーツタオルのような小さなものを使っていました。
荷物をコンパクトにしたいことが理由の一つで、
でもそれだと全身を拭き終える前にビチャビチャになってしまう。
こうした状況に最適解をくれたのが『ノマディックス』でした。
サイズは大きいのにコンパクトにたためるから嵩張らない。
サッカーギアを入れるバッグにもそっと忍ばせられるし、
乾いた状態で全身を拭けるから
シャワー後の快適感はだいぶ変わりました。
ヨガマットとして使える仕様なので人工芝のグラウンドでストレッチ時に使用してもゴムチップをサッと落とせるところも驚きでした」。

さらに「フィーチャーズ」「ウーフォス」「ノマディックス」のすべてが
サステナブルなブランドであることに強い共感を抱いている。

サッカーは世界で最も多くの人たちが親しんでいるスポーツ。
食べたくても食べられない、欲しいものがあっても買えない、
そのような環境にいる子供たちが日常を忘れて熱狂するスポーツであり、
またそうした環境から世界的なヒーローが誕生することもある。
だから自身も含めて、物質的に豊かな状況にある人たちが、
ソーシャルグッドな製品を選ぶことは重要なのだと説く。

「Do Good 5-Panel Hat」

「サッカー界も環境や社会への意識は高まっています。
たとえばスパイクなら、柔らかく足によく馴染むことから
カンガルーの革を使ったモデルが人気の時代もありましたが、
今の主流は人工皮革のものです。
選手はプレーだけでなく身につけているモノも見られていますし、
それは“姿勢で伝えられる”ということを意味します。
僕は社会人や学生をコーチングする場に
プロサッカー選手をゲストで招聘することもできるので、
社会意識を高く持つフットボーラーたちを通して
“彼らは確かな理由があって
このようなアイテムを身につけているんだよ”
ということを伝えていきたいですね」

  • Photo: Kazuki Okamoto(ONELIFE)
  • Edit&Text: Takashi Osanai

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